iDeCo(イデコ)をはじめよう 手数料で違い
個人が行うiDeCo(イデコ)について紹介していきます。
本来iDeCoという風に書かれるものなのですが、ここではイデコという風に書いていきます。
メリットは上手に活かそう
イデコを利用して運用を行うポイントととして一番大きいのは税金に対する優遇です。
税金のメリットはイデコへ運用するお金を入れた時(拠出)、拠出金の運用中、運用資産を受取る時にあります。
節税は3つ
・拠出したとき・・・払っている掛金が所得控除の対象
・運用しているとき・・・利益が出ても20パーセントの税率がかからない
・運用資産を受け取るとき・・・公的年金等控除や退職所得控除になる
かかるコスト(手数料)も重要
イデコがはじまると、主に口座開設時、運用中、運用資産を受け取る時に手数料がかかります。
投資信託への投資はイデコ以外でも可能です。
「投資信託をイデコ以外で運用する」「イデコで運用する」いずれにしても、中長期での目標設定があらかじめできていれば、銀行の定期預金金利よりも高い資産運用は可能です。
しかし税金に対する優遇も含めて考えれば、まずイデコは利用すべきでしょう。
イデコで運用益を増やせても、継続的にかかるコストを「差し引いたもの」が手元に来ることはを忘れないようにしましょう。
初期費用
口座管理初期費用は、金融機関(運営管理機関)によって少し違います。
2つから3つは比べてみましょう。どこに払うものかでの違いがあります。
国民年金基金連合会への手数料は定額で、どこでも同じ2,829円です。
・どこかの制度から移管してきた場合
・運営管理機関の変更で手数料が加わる場合
・運営管理機関独自の初期費用がある場合
この金額にプラスして支払うことがあります。
運用中(運用指図者も含む)
口座管理手数料
・加入中(拠出している間)
・運用指図者になっている間(拠出を停止することになり、今までの資産を運用するだけになること)
・受給中(拠出が終わり、資産運用をしていた資産を年金として受け取っている間のこと)
いずれかで手数料が違います。
業務別に頼んでいるところもある
掛金の拠出中は国民基金連合会と運営管理の仕事に対して、その都度手数料を支払います。
(運用指図者は運営管理機関に支払う)
イデコ運営の仕事は2つ
イデコを管理する運営管理機関には、運用商品の選定、加入者への指示、運用商品の個別情報提供をする仕事と、事務的な記録管理を行う仕事があります。
運用商品を選び、指示する仕事を行っていない販売窓口は、手数料の内訳をみるとわかります。
事務的な記録を行う仕事は分離してお願いするところ(信託銀行など)もあり、その場合も手数料の中で分かれています。
ここの部分で手数料が2つから3つあるならば、イデコを管理している業種の違いでいくつかピックアップしてみるといいでしょう。
受取時(年金払い 一時金受け取り)
イデコの資産を受けるときにその都度引かれるものになります。
主に記録管理業務を行う信託銀行などの手数料がかかります。
いくつか候補があるなら、運用商品のラインナップだけでなく手数料を並べてみるといいでしょう。
手数料に大きな差はイデコスタート時より少なくなったものの、別の金融機関が他のイデコ窓口となる場所を借りていることもあります。