ベターライフスクエアではキャッシュフローをつかいながら
将来に向けてのお金不安を取り除くためのお手伝いをしています。
一人暮らしの38歳女性です。
今お金をやりくりするのが大変で、なかなか貯金を増やしていくことができません。
何かと理由を付けてものを買ってしまう傾向があるのを、なおしたいと思っています。
毎月いくらずつ貯金ができれば将来あんしんになるでしょうか?
年収 400万円
貯金額 100万円住まい 賃貸家賃 月8万円
毎月の貯金額 1万円から3万円
毎月の生活費 15万円
************************************************************
キャッシュフローを作ってみました。
年間収支で残った分を貯金に回した場合
1年で30万円から40万円ほど貯金をしていくことになります。
会社員なので厚生年金から老齢厚生年金、そして老齢基礎年金も出るので
65歳から160万円ほどの年金が支給されます。
160万円といえば、月に換算すると・・・13万円ほどです。
今の生活は月15万円、家賃も8万円。
年金額は13万円なので全然足りていませんよね。
今の生活感覚だと
年間で270万円から300万円ほど準備できていなければ
生活が苦しくなります。
退職までに年金保険に入ったり財形年金などを利用していないと
このまま貯金額が反映されるので
60歳時点で貯金額も650万円にも届いていません。
68歳で貯金も底をついてしまうことになります。
ちょっと早すぎますね。
早めに手を打って100年家計を目指しましょう。
いくつもやることはあるのですが・・・・
ひとつずつ進んでいきましょう。
生活費 毎月15万円必要ですか?
毎月の生活費の見直しができるところを考えてみましょう。
シングルの人で支出の見直しができるのは
主にこの3つです。
・よくわからない生命保険料
・スマートフォン代
・娯楽費
使うべき支出があるのも忘れないでください。
・本来のリスクに備えた保険の加入
・教養費
家賃 ずっと払い続けますか?
家賃のメリットは支出がきつくなったら
調整ができるところです。
つまり、引っ越しを考えたり、その地域に状況にあった家賃を払っているかどうかを調べます。
ワンルームに近い場合はミニマリストという言葉にもあるように
ものを極力ふやさないということも
住居の移動となったときに身軽で引っ越し費用もあまりかからなかったり
友達に手伝ってもらえば費用が掛からなかったりするのであんしんです。
同じところにずっと住み続けると愛着もあるし
働く場所への行き来もしやすくなっているので
移動するのは勇気がいります。
こういったことも含め
家賃を払い続けることについて、自分に質問を投げかけることで考えてみましょう。
もし、ずっと同じ家賃代を払い続けても貯金ができる状況になるならば
住まいはこのまま維持でもいいのですが
もったいないと感じる場合は
家賃以下のコストでマンションを買ってしまうという方法も
選択肢として考えるてもいいのではと思います。
家賃の上昇の心配もなく
何よりも自分の資産となるし
住宅ローン控除も所定の要件をクリアした住居であれば活用できます。
ローンを組んで返していける範囲のものを選ぶというのも
大事です。
もし生活費として月15万円必要となった場合
(このケースで)
先ほどの老齢基礎年金、老齢厚生年金が支給される65歳まで働いている間に
準備してほしい金額は
4000万円です。
ゴールが決まっているものなら自分でも始められる
4月からは保険料がアップしますが
個人年金に加入する方法があります。
ゴールとなる受取額が決まっているので
わかりやすいです
年間24万円の個人年金を38歳からスタートして
65歳から年金を75万円、10年間受け取ることができます。
(詳細はきちんと設計してみましょう)
会社の制度としてあるならば
財形年金制度を使いましょう。
こちらもゴールを決めて支払っていくことができるので
準備しやすいです。
財形年金制度には
銀行のもの
証券会社のもの
信託銀行のもの
保険会社のもの
などいくつものラインナップの中から選ぶことになります。
利息が付いた場合でも一定の金額までは非課税となっています。
保険型は
払込金額385万円まで
預貯金型は
財形住宅貯蓄と合わせて貯蓄残高(元本)550万円まで
もし、550万円すべてを財形年金として使いたいのであれば
60歳以降に5年以上の受取期間を設けたものになっていればよく、
積立終了から5年間据え置くこともできるところを活かして
60歳で積立終了
65歳まで据え置き(運用してもらう)
65歳で受け取っていくという方法を考えてみます。
60歳までに550万円になるように準備していくのであれば
毎月2万円ほど財形年金で準備していくことができます。
運用の利子を除き60歳時点で528万円ほど準備が可能です。
この2つを行うだけでも
1000万円以上の年金準備ができてしまいます。
安定した資産準備をする場合は
この2つのようにゴールが決まっているものが取り入れられるような
支出の見直しができるといいと思います。