会社の債券 社債の特長 無担保とは
新しく発行される債券のご案内を見ると
多くのものに長めの名称が書かれています。
～条件付き社債
～特約付き社債
です。
会社の債券なので会社にお金を貸します。
一定の期間が過ぎると返してくれます。
社債が魅力を増す理由
社債が魅力的に映るのは
利率の高さです。
実はこれだけで
社債を選んでいい理由にはなりません。
現在では商品名に条件が
ちゃんと記載されています。
「～付き社債」
社債は会社に貸すお金
社債の場合倒産したら帰ってきません。
ですが、「この会社なら安心」と思われれば
債券として投資ししても期間が到来すれば戻ってくるわけです。
「～付き」は条件つきで元本が戻る
という特徴を持っています。
リスクの説明が加わるため、
読んで理解する場所が増えます。
完全担保 担保なし
担保による条件付きで
社債の違いがあることを知っておきましょう。
担保なしの記載例
〇〇株式会社無担保社債というものがあったとします。
＜社債間限定同順位特約付＞という言葉つきです。
買い付け単位は
100万円以上で年3パーセント。3年後に償還
これらの社債は無担保なので、
この社債の償還金や途中の金利支払いに
会社の財産のすべてによる担保がないということです。
極端な言い方をすれば、
発行した会社からの保証を約束できる
資金的な準備はされていないということです。
ただし、特約が付いています。
但し書きの上に但し書きがついている
ややこしいのですが、無担保なので
本来は保証されない社債ではあるものの
発行元の会社が
発行後により有利なものを出してきた場合でも
不利にならないように同じ取り扱いをする約束をする
という特約になります。
債券購入後が気になる
会社が返してくれるだろうかと
気にすることは必要です。
財務から判断する
会社の財務諸表から
BSという貸借対照表を見て確認すると
借金が多いなあ
今まであまり借金がなかったのだなあ
ということもわかってきます。会社の健康診断です。
格付けで確認する
ここまではできなくとも
外部である格付け機関からの評価を
チェックすることはできるでしょう。
ムーディーズやS&Pといった格付け機関のページで
社債の格付けチェックをしてみましょう。
まとめ
債券は比較的安定しているとはいえ、
リスクがゼロというものはありません。
リスクが取れないのであれば増やす可能性も取れない
という事情も、心得ておいた方がいいでしょう。