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長く続けるために投資信託を選んでみよう 

投資信託を長く続けるために 過去のよくある失敗から学ぶ

 

勤務先や銀行、証券会社を通じて確定拠出年金制度を利用する機会が広がっています。
確定拠出年金という制度名ですが、実際には投資信託を買い老後のために資産形成をする、というのが目的です。

 

確定拠出年金、イデコについて

 

確定拠出年金やイデコは必ず元本保証型の定期預金や個人年金が含まれます。

多くはお金が増えたり減ったりする投資信託となります。

 

投資信託の場合

「手数料が低く抑えられている投資信託」
「国が監督の下でチェックして選ばれている投資信託」
「払う投資額は所得税の課税対象とならないように設定する」ため、

一般的に売られている投資信託よりも、資産形成をするのが
はじめやすいと言われています。

 

退職時に安心の資産は準備されていない

 

ご相談を受けていると、退職金という言葉は以前ほど聞かなくなってきたのですが、

代わりに以下のようなことを言われます。

 

「退職金はないけれど、給料に上乗せされているようです」
「退職金はないけれど、その分確定拠出年金の申し込みができるみたいです」
「退職金はないけれど、確定拠出年金に誰もが加入する形式になっているようです」

 

退職時に一時金で支給されるものがないとなると、退職金に対する所得控除が使えません。
退職控除は所得税を考えると、大きな控除です。

 

※厳密にいえば、確定拠出年金も受け取り方を年金受け取りではなく、一時金受け取りとすれば控除は利用できます。多くの人が3つの方法(①一時金で受け取るか②年金で受け取るのか③どちらも利用)を考えず、年金で受け取るのではないかと考えています。

 

長く続けられるように、選ぶことができているか

 

会社の制度となる確定拠出年金、イデコには投資信託の種類がいくつもあって、
その中から自分で選びます。
選んだものは退職後の生活に備える資金となります。

とはいえ、<投資信託>を見つけてどうしようかなと考えることもなく
投資信託を購入する人もいらっしゃいます。

「なんでもいいか」というのではなく、
「どれにしたらいいのか」というところで進めない人が出てきているようです。

 

 

確定拠出年金、スタート時によくある失敗

 

厚生年金基金という制度があった企業の場合、運用が難しくなり基金解散を決定し
「確定拠出年金制度に変更します」となった社員の方がいらっしゃいます。

 

投資や株の売買などは未経験。下手をすれば競馬やパチンコとおなじ部類として「こわいもの」。
定期預金程度しか経験がなく、生命保険も更新型という昔のものしか知らなく「面倒なものは考えない」方の場合
このような制度変更には<無自覚>であることも。

 

ここで自ら考え、失敗しながらも自分なりの考えを作って進めた人には
運用による利益をプラスにできている人もいらっしゃいます。

 

先にあげた方の場合、確定拠出年金は「無自覚」で「面倒なもの」です。

 

確定拠出年金には元本確保型商品ば必ずあるため、そこに資金を入れたままになります。

 

安心といえば安心なのですが実は、管理料は継続的にかかっています。
利息がほとんどつかない定期預金に入れていても、手数料を差し引きけば当初の資産に比べてマイナスになってしまいます。

 

これに気づきません。

 

これが退職時に自分の退職金であり、自分の年金の一部になります。

 

失敗として一番あったのがこれだと思います。

 

加入者が情報を得て知ったこと ひとつは「経験の長さ」

 

今では、確定拠出年金制度を採用する企業も拡大しています。

証券会社や銀行などでの無料セミナーも多く、
様々な場所で投資のことを聞いたり触れる機会が増えてきました。

その結果

「あー、こうすればうまくいく可能性は上がるんだな」
というルールが少しずつ多くの人の頭に刷り込まれてきたようです。

そんな中でいわれている<こんなこと>のひとつに
運用年数があります。

 

長く投資を続けるために考えること

 

運用年数が長いということは<経験がある投資信託>です。

情報を得た人たちの資金は、長寿型の投資信託に移動しています。

運用開始からの年数がある程度あれば、世界的な暴落があった過去の大変な時期に、どうなっていたかが分かり
最悪の状態をある程度予測することができるからです。

 

運用期間が長いものを調べる方法

運用期間が長いものを調べるのは簡単です。

投資信託検索サイトのようなものが
たくさんあります。

例えば、
モーニングスターや投資信託協会などがあります。

調べる際、運用年数、設定経過年数のところを
5年、10年と設定すれば調べることができます。

 

条件検索には複数入れよう

条件策をするときは運用設定から何年以上というものだけでは
あまりにも多くの投資信託が出てきてしまいます。

会社の確定拠出年金の場合は
運用会社などを加えることができます。

 

それ以外に

・投資信託の種類がインデックス型がいいのか、それ以外がいいのか

・決算(分配金)は何回を希望しているか

・どのくらいのリスク許容度なのか

・純資産額

・信託報酬

といった様々な条件を考えてみましょう。

 

自分が選びたい投資信託に絞れないからです。

一度やってみると分かります。

 

投資信託を選んでみよう

 

投資信託の絞り込みができるサイトを探して
これらを入力してみます。

 

確定拠出年金の商品で(DC専用という名称)
分配金は1年に1回(決算ともいいます)
運用年数は10年以上(設定年を逆算で計算)
インデックス以外の投資信託(バランスファンドを含むアクティブ型の投資信託になります)

と探してみると

178件も出てきます。(2020年3月現在)

 

加えて、純資産額を100億以上にした場合
39件に絞られました。

 

これに国外株式というカテゴリーを加えると
また絞られます。

5件です。

 

このように条件をいくつもいくつも出していくと
<長く続けていきたい投資信託>を選びやすくなります。

 

 

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