年金を受け取る前に知っておきたい3つのポイント
15日は何の日か知っていますか?
15日は給料日よりも消費活動が盛んだそうです。
何があるかご存知ですか?
15日は年金の支給日です。
年金支給月は2か月に1回になります。
そのため、15日になると振り込め詐欺なども増えるそうです。
今回は年金の中でも受け取る前に「最低限知っておきたいこと」として
3つ、ご紹介したいと思います。
年金といってもいろいろなものがある
年金という名前がついているものは、世の中にたくさんあります。
ここでいう年金は自分の力で資産形成するものではなく、
国に納めている保険料から受け取る年金の要件が決まる
国民年金、厚生年金の話です。
ポイントその1 年金の受け取り間隔は?いつもらえる?
先ほど書いたように、国の年金を受け取りはじめると気付くのですが
給料と違い毎月受け取れるものではありません。
偶数月の15日です。
10月であれば8月と9月分の2か月分を受け取ります。
2か月分なので全額をその月に使わないようにわけておく必要があります。
ポイントその2 5年間請求しないと消滅する
老齢基礎年金(国民年金)と厚生基礎年金(厚生年金)を受け取るのは
今のところ、基本は65歳からです。
以下の手続きは5年間行わないと消滅してしまいます。必ず行いましょう。
65歳から受け取る場合
「請求します」という意思表示をします。
具体的には<年金請求書>を最寄りの年金事務所へ提出します。
国民年金だけの人は市役所の国民年金課に提出します。
八王子市役所ホームページ 医療保険部保険年金課 国民年金担当
「待っていれば口座に振り込んでくれるだろう」というものではありません。
65歳の誕生日を迎える3か月前に、この書類が日本年金機構から送付されますので
中身を確認します。これを<事前送付用の年金請求書>といいます。
年金を受け取る前に送られてくるものです。
年金請求書の記入例はこちら
(日本年金機構のページへ)PDF 年金請求書
送られてこない場合が2通りある
このお知らせが送られないことがあります。
1つめの理由は自宅の転居などです。
・年金事務所で受け取る
・日本年金機構のページからダウンロード
・ねんきんダイヤルで郵送してもらう
方法があります。
この書類は配偶者についての記載もあるため、20ぺージ以上あります。
丁寧にもれなく記入していきます。
※送付される書類はイメージはこちら
手続きに行けないなどの場合は委任も可能です。
2つめの理由は、年金請求書ではなく<年金に関するお知らせ>が届くからです。
このはがきが届くとき、受給資格の期間が確認できていないという意味でもあります。
その時はこのはがきをもって年金事務所で期間の確認を行い、
思い当たることがあれば、本来納付していた時期について証明するなど、対応が必要になります。
まだいいからと放っておいてはいけない!
65歳に受け取らず「70歳に受け取るから放っておこう」というのもダメです。
その時は「70歳から受け取ります」という意思表示をします。
<老齢基礎 厚生年金支給繰り下げ請求書>と
<老齢年金支給繰り下げ請求にかかる注意点>を最寄りの年金事務所へ提出します。
注意点は細かく書かれていますのでよく読みましょう。
(一部抜粋します)