恒久化前の 旧NISA(ニーサ)口座 期間終了後の疑問
新NISAが始まる前のNISA口座。
2023年までのNISAについて
非課税期間が終わったらどうしたらいいのか
を紹介したいと思います。
以前のNISA制度について つみたてNISA
以前のNISAはつみたてNISAと一般NISA
2つがありました。
つみたてNISAは20年なので
「マイナスでもプラスになるまで待つ」
「利益が出てもまだいいかな」
といった理由でそのまま
運用し続けることが可能です。
時価がプラスであってもマイナスであっても
利益確定せず
最長期間となる20年は
そのまま運用し続けることが可能です。
つみたてNISAは2018年開始なので、
早く始めた方でも
2018年から20年、
途中で利益確定をしても
利益確定をしなくても
選択が可能な状況
ということになります。
以前のNISA制度について 一般NISA
一般NISAは最長で5年は継続できる制度です。
最後の年である2023年に一般NISAをはじめた方は
ここから5年後の2027年には終了。
運用資産について、
何らかの選択をすることになります。
5年分の非課税期間が終了しても
投資を継続したい場合の疑問について
以下に紹介します。
ロールオーバーはできない
今までならば1年ごとに
ロールオーバー(移管)ができました。
2024年から始まった新NISAには
旧制度からのロールオーバーはできません。
一般NISA 5年経過後 特定口座へ
一般NISAの非課税期間となる5年が終了したのち
翌年から特定口座に移動します。
特定口座になると、普通分配金や売却益については
20パーセントの税金(復興税除く)がかかります。
1年ごとの確定申告も加えてみる
証券口座内での資産移動行先として
特定口座と一般口座があります。
特定口座は利益が出た場合の
20パーセントの税金(復興税除く)を先に差し引きするので
確定申告をする必要はありません。
源泉徴収ありの設定となっています。
年間の利益や納税した金額については
「特定口座年間取引報告書」として
郵送、またはオンライン上で交付されます。
投資商品に損が出ていた場合
利益が出ているのものと一緒に1年の間で相殺することができます。
これを損益通算と言います。
利益の繰越となる翌年以降3年の制度もあります。
これを繰越控除と言います。
損と利益の相殺をするには、
確定申告が必要になります。
一般NISA 5年経過前に売却
一般NISAは時限があるため
何らかの方法を選ぶ必要があります。
利益が出ているようならば
売却という方法も選べます。
まとめ
つみたてNISAよりも一般NISAの方が
期間が5年なので早めの選択を求められます。
・特定口座に移動する
・売却をする
・マイナス資産があればコツコツ確定申告
旧制度はロールオーバーができないので
どの方法を選ぶか1年以内には
具体的に決めておきましょう。