国民年金保険料が払えない場合は
そのまま放置しないで申請をする方が後々よいことにつながります。
学生の場合は特例制度があります。
大学生などが20歳になったとき国民年金の被保険者となります。
国民年金を払うことになりますが、本人の所得が一定の金額以下であれば「学生納付特例制度」で
学生の間払込免除とすることができます。
この免除には両親などの収入は関係なく
本人の所得がかかわるものなので、この点は安心してもらえればと思います。
この申請をすると
障害を負った場合に受け取れる「障害基礎年金」
老後の生活費になる「老齢基礎年金」
これらを受け取る要件に加わるので
<まず申請だけでも>というのが率直な思いです。
申請をしないまま
不慮の事故にあったり、病気で障害が生じても受け取れるものがありませんが
申請をしておくだけで障害基礎年金がもらえる安心感があります。
申請は学生特例の事務局がある大学なら大学の窓口で
もしくは日本年金機構へ郵送でも可能です。
とにかく早めにやってしまいましょう。
なお、この特例期間は受給要件にはなりますが
老後の生活費になるための老齢基礎年金額に反映されていません。
保険料をあとから払う(追納)ことで
年金額をカバーすることができます。
老齢基礎年金は65歳を基本として生きている間ずっともらえる年金です。
期間が限られていない貴重な制度です。
過去10年までさかのぼれるので、
会社に勤めた後に余裕が出てきたら
年金保険などに入るよりも優先して考えてもいいと思います。