女性のみらい戦略～専業主婦はどのくらいの割合なのか
長い人生を生きて行く間にはいくつものライフサイクルがあります。
その中で専業主婦や共働き世帯について、仕事をはじめるときの社会背景について紹介したいと思います。
専業主婦とは 調べてみました
専業主婦がどんな意味なのかなど
3つの言葉について、改めて広辞苑で調べてみました。
「専業主婦」とは
職につかずもっぱら家事にあたる主婦
という意味だそうです。
職につかずの「職」とは3つの意味があります。
１つめは、担当の務め
２つめは、生計のための仕事
３つめは、身につけた技能
「生計」とは、
くらしを立てるためのてだて
の意味があります。
くらしを立てるためのてだてを持たず、家事にあたる主婦
ということなのでしょう。
多くが社会人後の人生で何らかの選択をしている
今では男女問わず、多くの人が
何らかの理由がない限り暮しを立てるためのてだてとして、就職することからはじめます。
女性の場合、妊娠、出産により働き続けるかどうかは大きな人生の選択のひとつになります。
これらは働いている場所や家族状況などで全く異なります。
その結果、専業主婦となる人が一定数あります。
結婚した後に専業主婦となり、その後どのタイミングで共働きとなるかは人それぞれです。
専業主婦世帯と共働き世帯
ただし、共働きであることについてトレンドはあります。
以下を見てみましょう。
赤色が共働き世帯です。
青色が専業主婦の世帯です。
今は圧倒的に共働きの方が増えています。
共働きが増えている要因
様々な要因がありますが、その中のいくつかを紹介します。
手取りが少なくなっている
収入が多くなっても、口座に振り込まれる所得は少なくなっています。
所得に至るまでにさまざまなものが引かれているからです。
・健康保険料
・介護保険料
・厚生年金保険料
・雇用保険料
・所得税
・住民税
少なくとも20パーセントほどは引かれています。
もし手元に給与明細があれば割り算してみるといいでしょう。
例えば・・・
総支給額 30万円
振込額 23万円
※社内預金や生命保険料の給与天引きなどがない人の場合としています。
（計算）
23万円÷30万円×100で、
76.6666・・・・
100パーセント-76パーセントで24パーセント。
24パーセントほどは引かれている、ということになります。
生活ができない
暮しの余裕度はそれぞれなので、ここでいう「生活ができない」理由として
ひっ迫している人もいれば、豊かに暮らしたい人もいると思います。
そのためそれぞれの考えのもの、何らかの理由で共働きになっています。
子育て環境の拡充
幼稚園であっても保育園並みの時間帯で受け入れてくれるところ
早い年齢の段階で保育園への入園を選択するところ
という場の問題だけでなく、
子育てに対する夫婦協同の意識が高まっているというところもあります。
柔軟な働き方の推奨
今はフルタイムでなくても働ける環境は多様にあります。
・短い労働時間で働く
・週に何日か働く
・夏休みだけ働く
など、就業環境を選ぶこともできます。
働くためのめやすとなる情報
働く上での外部状況も参考になります。
・有効（新規）求人倍率 ・・・厚生労働省で毎月「一般職業紹介状況」として発表。パートを含むなどもある。1人あたりどれだけ求人があるかを知ることができる。高ければより求職しやすい環境。地域別などもあり、求職を考える目的ならば前月に比べてでみるとよい。
・最低賃金 ・・・最低となる賃金時間額（時給）。各都道府県で毎年10月に改定があり各都道府県労働局から発表。最低賃金以下の場合は使用者に罰則がある。
・各派遣会社ポータルサイトなどの募集件数 ・・・求人数が多ければ経済が動いているといえる。業種別、職種別ではどのような仕事に求職数が多いか知ることができる。
これらを総合的に見ると、働きやすい状況かどうか気づくこともあるでしょう。
まとめ
このように、今では働きやすい環境もふえてきています。
もし今は専業主婦であったとしても、「将来は働いていこう」という考えが少しでもあるならば
「自分はどう進んでいこうか」
みらい戦略を考え、少しずつでも進んでみましょう。
