学資保険を含め、教育費の準備が難しくなってきたご家庭からのご相談です。
相談事例その22 子どもの教育費の予定が苦しそう 支出の見直しをしたい
相談者Vさん
Vさんは家族4人で、購入済みのマンションに住んでいます。
子どもが2人います。
当初長男のためにはじめた学資保険。現在長男は小学生です。
2人分を契約して教育費にしようと思っていたのですが
保険料を払う余裕がなく
次男と一緒に学資保険の満期金を使わざるを得ない状況です。
教育費の捻出に頭を悩ませています。
まとめていただいたこと
学資保険の内容や他の固定支出の明細、
月単位の家計の支出状況を後日まとめていただきました。
分からないところはお話をお聞きしながら
情報をまとめるサポートもしています。
学資保険の内容
長男の年齢17歳で満期になります。
次男とともに使うとしても総額で300万と少額。半分ずつだと150万円です。
大学進学などを考えればこれでは全く足りません。
他の預貯金状況も一緒に確認しました。
ライフプランの作成で未来を予測
ライフプランを作成したところ、
住宅ローンの金利変更がある時期とお子さんの進学が重なるところがありました。
金利の状況によって支出が増え、厳しくなっていくことが今の時点で予想できます。
この時点でわかったことはいいことだと思います。
また先の事なので時間があるからです。
まずは3つの支出から
・家計の支出見直し
・固定費となるローン返済
・生命保険の支出見直し
この3つは早急に行うことになりました。
小学生までは貯められる時期
まだお子さんが小さい方にもお伝えしたいのは
赤ちゃんから小学生までは(進路によります)一番大きく貯金ができる期間
だということです。
この時期に
「おけいこ代」
「交際費」という名の捻出が多いご家庭も多くなります。
例えば、おけいこ代が収入に対して多すぎれば、どうなるでしょうか。
貯金をすることができず赤字になる可能性もあります。
貯金額=収入(入ってきたお金)-支出(使ったお金)
ではなく、
収入(入ってきたお金)-貯金(ためるおかね)-固定支出=支出(使えるお金)
という考えをもって、家計管理をしてもらいたいと思います。
まとめ
支出の見直しをしている中で
・教育費の上昇
・家のローン返済額の上昇
・健康不安による医療保険の見直しができない状況など、
そのご家庭によってはできること、できないこともあると思います。
しかしご理解いただきたいのは、
お子さんのいるご家庭は、1年を経過するごとにますます貯金ができなくなります。
お金のことを意識をしない楽観的なご家庭ほど、この状況になっています。
「これは自分たちで選んだ結果」だと理解し、
そのあとどうするかをお手伝いしていきたいと思います。
・今できること
・見直せることを見つけること
これが、当事務所のお手伝いできることだと思っています。