子どもの教育費めやす 親はここまで心の準備を
子どもが産まれるとはじまるのが教育費です。
幼稚園、保育園から大学進学までどのような進路になるかはわかりません。
ある程度は準備をして備えておきたいところです。
現在子どもの教育費は年々上昇傾向です。少子化といわれていても子どもに対する費用は様々あります。
少子化でも大学進学の割合は高い
文部科学省ホームページ 令和元年度 学校基本調査 より 確認していきます。
前年と推移を比べる
【参考】各学校段階ごとの在学者数の推移(図1)より
中学校在学人数 3,218(千人)
高校在学人数 3168(千人)
第2次ベビーブームから後は緩やかに減少しています。(令和元年度)
大学入学者数 2,609(千人)
大学院入学者数 2,919(千人)
過去30年の間に上昇しています。(令和元年度)
高校(全日制・定時制)卒業後の進路とその割合
大学・短期大学への進学率は54.8%で前年同率。
専門学校への進学率は16.3%で前年度より0.4ポイント上昇。
就職者の割合は17.6%で前年度より0.1ポイント上昇。
となっています。(平成31年3月区分)
教育費は総額いくら
高校までの教育費は以下になっています。
学校教育費 給食費 学校外活動費の合計で1年間(4月~3月)の総額です。
公立幼稚園 | 22万3,647円 | 前回比4.4%減 |
私立幼稚園 | 52万7916円 | 前回比9.4%増 |
公立小学校 | 32万1,281円 | 前回比0.3%減 |
私立小学校 | 159万8,691円 | 前回比4.6%増 |
公立中学校 | 48万8,397円 | 前回比2.1%増 |
私立中学校 | 140万6,433円 | 前回比6.0%増 |
公立高等学校(全日制) | 45万7,380円 | 前回比1.4%増 |
私立高等学校(全日制) | 96万9,911円 | 前回比6.8%減 |
高校までの教育費めやすを知ろう
この統計を利用して、計算をするときは以下のような計算を行ってみるといいでしょう。
公立幼稚園(3年)→公立小学校(6年)→私立中学校(3年)→私立高等学校(3年)の場合
22万3,647円×3年 67万941円
32万1,281円×6年 192万7,686円
140万6,433円×3年 421万9,299円
96万9,911円×3年 290万9,733円
合計 972万7,659円
進学先により金額の差が大きいので、最小で見るよりやや多めに考えておく方がいいでしょう。
大学の学費めやすを知ろう
国立大学(昼間)は省令で定められています。(初年)
入学料 | 授業料 | 合計 |
28万2,000円 | 53万5,800円 | 81万7,800円 |
これ以外に検定料、教科書代などがあります。
私立大学などの費用には、入学金、授業料、施設設備費があります。(初年)
入学料 | 授業料 | 施設設備費 | 合計 |
24万9,985円 | 90万4,146円 | 18万1,902円 | 133万6,033円 |
文部科学省ホームページ 私立大学等の入学者に係る平成30年度学生納付金等調査結果
これ以外に大学ごとに受験料、独自の費用、専門的な費用、教科書代があります。
大学の場合は大まかにとらえ、子どもの成長とともに大学ごとの費用を見ていくとより具体的になります。