突然の下落 投資をするうえで必ず遭遇「下落」に備える
資産形成をするうえで、下がったら買う、上がったら売るのが基本ルールですが
これが難しいという人が多いと思います。
投資や資産形成 どんな風にスタートしてますか
資産形成は「アセットアロケーションありき」といわれています。
<あなたの目標とする利回りにあったいろいろな投資の種類の配分を最初に決める>ことを行います。
何も考えずに投資を始めるだけでは、一番悩んでしまう「下落」のときに行動ができません。しかし、あらかじめ考えておくことで途中でその中の特定の金融商品が上がったり下がったりしても、落ち着いて行動ができます。
投資も自動化 動きも早くなってきた
最近では投資をするのに自動化もかなり進んでいます。
個人でも「ここまで来たら売る」というポジションをとれるような環境ができています。
<ここまで下がったら売る>という方が多ければ、株安も加速しやすくなっています。
値動きが荒い時はトレーダーも入ってきており、反対売買の人も入り、一層騒がしくなります。
流れに飲み込まれないようにしよう
初心者はわざわざこのお金の流れの中に入る必要はありません。
上がっていくばかりの中、投資を始めた人には見守ることができるかどうか?
・どこまで下がったら買うつもりなのか
・どこまで下がったら<売る予定>で投資を始めた時の約束事をしていたのか
・待ちの姿勢でいるつもりなのか
心の不安を経験する機会になります。
上の3つを考えずにいた場合は、飲み込まれてしまうので
すぐにでも自分のルールを決めたほうがいいと思います。
さて、このような状況の中でひとつご紹介したいと思います。
投資をはじめたらこの指標の歴史を見ておこう
ボラティリティ・インデックスです。
ボラリティとも呼ばれます。
アメリカでは恐怖指数(VIX指数)と呼ばれます。
ボラティリティとは。
値動きの変動が大きいか小さめかということを表します。
ボラティリティ・インデックスは
今回のように値動きが激しいときは大きくなります。
「穏やかだなあ」というときは
このインデックスは動きも小さいです。
このインデックスを見てみると
ここのところ上がって来ていたのがわかります。
参考までですが
リーマンショック後最大で80パーセント台(2008年10月)。
同時多発テロの時は40パーセント台(2001年9月)でした。
日本のインデックスでも確認できる
日本には
日経平均ボラティリティ・インデックス(VI)があります。
基本的な考えは同じです。
日経平均ボラティリティ・インデックス(VI)を見てみると
2018年2月6日から14日にかけて急上昇。
←東京株式市場が米国株の下落を受けて。北朝鮮の核・ミサイル開発のニュースなどもあった。
2018年10月10日から11日にかけて急上昇。
←築地市場が83年の歴史に幕を下ろした。11日から豊洲市場へ。
2020年2月25日から急上昇。
←中国で発表された新型コロナ。春節頃からニュースになりはじめた。
これらの指数は「昨日と比べてどうかな」とみていくだけなので
投資をしていて下がるという不安に対して何を目安にしたらいいかわからない人にもおすすめです。
見る場所は
各証券会社のホームページから探せば出てきます。