iDeCo(イデコ)をはじめる前の心得
個人が行うiDeCo(イデコ)について紹介していきます。
本来iDeCoという風に書かれるものなのですが、ここではイデコという風に書いていきます。
初心者はどこではじめるか
投資というと、「自己投資」「株投資」「FX投資」「バイナリー投資」と投資初心者にはにとって、一見怪しく見えてしまう手法があるのも投資です。
投資を通じて「ふやしていこう」「利益を得ていこう」という発信はたくさん増えました。
その影響もあり、今では幅広い世代で運用をしようと考えはじめ、実践しています。
しかし、今回はイデコです。イデコは投資初心者にはありがたい存在です。
「お給料から税金を引かれている人」には、税金がいまよりも低くなる、かからないというメリットもあります。
「課税されるものがない人」には運用に対する利益は非課税というメリットがあります。
イデコのいいところは国の制度として整えられている点です。利用できる運用商品も、一定の規定内におさめられています。
それでもたくさんの金融機関などがイデコに対する販売窓口を作っています。一人一口座なのでとても重要です。
イデコの場合何をポイントに選べばいいか考えてみましょう。
業態で選ぶ
イデコを実施できるところは、銀行だけではありません。
都市銀行
地方銀行
信用金庫
信託銀行
労働金庫
投信会社
専業会社
生命保険会社
損害保険会社
などがあります。
一番やってはいけないのは、「いつも使っている取引先が万能とは限らない」ということです。
全く分からない場合は
・いくつか業態で比べてみる(例えば投信会社と損害保険会社と信託銀行など)
・気になる業態を見つけたら、その中からいくつか選んでみる
この順番ではじめてみましょう。
運用商品のラインナップで選ぶ
イデコは一定の規定内におさめられている運用商品です。運用商品は3以上35以下の範囲で選べるようになっています。
(35を上回っているところは2018年5月1日時点の数が上限)
運用商品の中には元本確保型の商品を入れること、という決まりがあります。
金融機関によって、運用の種類がシンプルなものからバラエティに富んでいるものまであります。
手数料で選ぶ
イデコを販売しているところをいくつか見てみると手数料は様々な段階でかかってくるのが分かります。運用成績がよくても手数料が高いと手元に来る資金も少なくなってしまいます。「ちりも積もれば」という部分なので、よく確認しましょう。
イデコでかかるもの
加入者初回手数料・・・国民基金連合会に加入時に支払います。運営管理機関(運用と記録に対する管理をするところ)に対する手数料がかかる所もあります。
加入者収納手数料・・・毎月など定期的に掛金を払うときの手数料です
口座管理手数料・・・記録に対する管理は他の機関にお願いしているか、自社で行っているかで違いがあります。
この3つがイデコを始めた際、定期的にかかります。(運営管理機関の選択先により違いがある)
※年金として受け取るときや他の制度から移ってきた場合などはここでは含んでいません。
運用していてかかるもの
信託報酬・・・投資信託では運用をお願いするので手数料がかかります。ただし、イデコ制度に採用されているものなので、低く抑えられています。
選べない時の運用商品はどんなものか
イデコをはじめたものの、どれに対して投資をしたらいいか決められずいる人がいらっしゃいます。その人は結局どれも選べない場合行くの運用先がどこなのかご存知でしょうか。
実は今では「指定運用方法」を決めることと法改定がされています。
口座を設定したけれど、運用指定する先が決まらず3か月から4か月近く経過(猶予期間)すると、自動的にその金融機関などで定めた運用商品に指定されます。
主に、バランス型、インデックス型という投資信託になります。
イデコは放置したらもったいないですよ。
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