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外貨預金が気になる その特長と注意点

外貨預金 その特長と注意点

 

金利が高いからという理由で
同じ日本円の仕組みとして見て購入してしまう
外貨預金を持っている人が以前より多くなりました。

今回は外貨預金についてご紹介したいと思います。

 

為替手数料がかかる

外貨にする場合、
日本円から外貨にすると手数料かかり
また外貨から日本円に戻すと手数料がかかります。

定期の外貨預金の場合は期限が来たら
外貨預金に戻すか日本円に戻すかと考えます。

外貨の普通預金の場合は、日本円に「いつか」戻します。

外貨のまま使う方はまた別の手段で、となるので
ここでは省きますね。

円安になると利益が発生

円安になれば為替の利益が出ます。
雑所得で他の給与所得などと合わせて20万円以下であれば
課税はありません。注意したいのは利息です。

キャンペーンをしている銀行が以前あったので
それを例に紹介いたします。

 

こういうキャンペーン商品がありました

 

金利年4パーセントで2か月ものの米ドル預金。

為替手数料が0.5円です。

TTS 112円(円から米ドルに換えるとき)
TTB 111円(米ドルから円に戻すとき)

としましょう。

15万円をアメリカドルへ
そして年4パーセントの利息です。

今の日本の定期預金金利は
少額の預入額のもので、一番いいところでも0.25パーセント程度。(2020年1月調べ)

数字だけで見ると、よくある言い回しですが
「16倍」です。

 

年何パーセントではなく期間は「何か月」

 

しかしよく見てください。

これは「2か月もの」です。

実際の利息としては4パーセント÷12か月×2か月分となります。
(税引き前の金利)
この点も気を付けるポイントです。

 

受取利息に対し、20パーセントの源泉課税です。
2か月で約792円が受け取れます。

 

受取額は14万9453円になります。

最初の日本円はいくらでしたか?

15万円ですね。

減ってしまいました。

つまり、
実質年利回りは、マイナス2.185パーセントになります。

期間も短いので、為替手数料もあり
負けてしまっています。

 

満期時に円安になっていたら

 

もちろん満期時に円安になって
TTBが114円になっていれば

15万円に2か月で受取利息が813円つきます。
(20パーセントの源泉課税後)
実質年利回りが13.972パーセントです。

 

円安というのは1ドル〇〇〇円の「〇〇〇」の部分が、
契約した時よりも大きな数字になっていることを指します。

 

円安に3円動いただけでこの差益幅。
外貨は思った以上に円に戻した際の値動きがあるのです。

 

まとめ

手取りは結局元本割れではないか?
こんなことにならないように、
目を引きそうな商品を見つけても

・今は日本円でいくらなのか
・今後何円までなら元本割れに陥らずにいられるのか

このようなことを確認したのちに契約をして、
定期的な為替のチェックは怠らないようにした方がいいと思います。

出来ない人は最初から契約をしないほうが無難です。

気になっている人はパンフレットなどをお持ちくだされば
どんな商品なのか、お調べしメリットとデメリットを
お伝えさせていただきます。

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