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必要なところだけ集めました 死亡保険の考え方

生命保険について必要なポイントまとめ

 

生命保険の中で死亡保険の考え方を紹介したいと思います。
死亡保険は一言でいえば、
「経済的な損失が怖くて加入する」ものだといえます。

しかしいまだに
内容を理解し加入していない人や、
必要なのに加入していない人がいらっしゃいます。

死亡保険の名称について

・定期保険

・終身保険

・収入保障保険

・逓減定期保険

これらが個人のご家庭で加入するものとして、一般的です。

保険商品で見るとペットネームになっているのでわかりにくいのですが、
商品名の最後にはこれが記載されていると思います。

どういう状況だと死亡保険が必要になるのか

 

・家族の生活が成り立たなくなる
・子どもの教育費の備えができる状況ではなくなる
・残された家族が何か月かでも働けなくなった時、生活費の心配が生じる

こういったものが一番「大きく」「長い期間」の心配ごと
となるのだと思います。

 

死亡保険の期間はいつまで必要なのか

 

死亡保険には一定の期間だけ保障されるものと、
一生涯保障するものがあります。

一定の期間の保障と考えるならば、

・子どもが大きくなるまでの期間
・生活するための資金計画ができる時期まで
・子どもの学費のかかる時期まで

といったものが主だと思います。

 

子どもが大きくなるまでとは?の意味

 

ここから先はその家庭の考え方で違ってきます。
「子どもが大きくなるまで」という期間を

母親(父親)が亡くなった場合
家事や子育ての面で困ってしまう時期
と思う人。

 

子どもが義務教育になるまで
と思う人。

 

学資保険は戻り率も前ほどよくないので、

学資保険の万一の教育費は死亡保険で補い、貯金や投資でカバーする
という人もいます。

 

~学資保険について~

 

参考までに、学資保険を説明します。

学資保険は、貯金代わりに「強制的にお金をためていく」目的の加入が多いです。

契約者が万が一の場合には、その時を起点に保険料を払わずに
契約は継続、満期金や学資金などが受け取れます。

今では、安定運用をするにも難しく

学資保険=貯蓄代わりの保険という考えは
低くなりつつあると思います。

 

 

長めの保険期間を準備したいとき

 

・終身保険
・高齢期の年齢まで保障される定期保険(85歳や90歳までというもの)

この方法だけとなります。

長めの期間を保険で、というのは学資保険と同じく、探すのが難しくなっています。

主に「外貨建て保険」となりやすく、率が高いので魅力的に見えてしまいがちです。外貨預金の知識がある方は為替リスクの大きさについてご存知だと思います。リスクの理解がなければ契約をしてはいけないものです。

 

いつまでも保険が必要なのか

保険は生活するための資金があれば、必要とされる時期は限られます。

つまり、<希望する金融資産が準備できていれば>保険も減らせますし、
むしろいらないかもしれません。

 

最後の最後に必要な保険とは

 

・お葬式をする
・お墓を準備する
・社会保険料を支払う
・病院の療養費を支払う
・介護施設の費用を支払う

 

突然のことですから、何かとお金はかかります。
亡くなった人の名義の口座は凍結されます。
支払いは待ってくれません。

 

相続法改正で一時的な出費不安は解消する?

しかし、2019年9月より40年ぶりの相続法の見直しにより

亡くなった人の

・口座残高の3分の1の範囲

・上限150万円まで

・法定相続分の範囲

を払い戻せるようになりました。

 

それでも心配ならば

保険会社では、請求後1週間程度あれば死亡保険金額を支払ってもらうことができます。
300万円や500万円ならば請求可能だと思います。

死亡保険金受取人に個人名があれば、その人に対して払ってくれるので、

これらの支払いに対する緊急時の悩みは解決できます

死亡保険はいくら必要なのか

遺族年金を支給された後にいくら必要となるか、
という考え方があります。
遺族年金が支給されるのであれば、
準備する死亡保険も少なく済みますし、それにかける保険料という支出も減らせるからです。

保険金額を考える前に必要な情報

万が一の時に(でも)入るもの

・遺族年金
・会社の弔慰金
・死亡退職金
・ほかの収入(家族の給与など)

 

万が一でもかかるお金

・毎月の生活にかかるお金
・教育費

 

細かく言うときりがありませんが、
最低でもこれで不足するお金が分かります。

 

不足するお金が分かれば、
必要な死亡保険、収入保障保険がいくら必要かが分かります。
これらは、すべてライフプラン作成によりわかる内容です。

 

収入保障保険とは

 

生命保険で死亡保険の準備をするとする場合、収入保障保険を紹介されます。
収入保障保険は、「毎月、毎年いくらの生活費をもらう」
という風にイメージがしやすく、保険のことがあまりわからない人でも
なるほど、と納得されやすいものになっています。

 

「今の生活を考えると月20万あれば大丈夫だな」
「わたしが働いた場合でも月10万あれば大丈夫だな」

保険を考える=難しい
という高い壁を、低くしてくれる保険になります。

 

この考え方で行くと、
例えば月10万円の収入保障保険の場合年間で120万円となります。

しかし、この後を理解していない人が多いようです。

それは<いつまで>というところです。

つまり、、、
「何歳まで」保障するかを次に考えます。

期間のところでもお伝えしましたが、
保障の対象となる人を中心にして
この保険は何歳まで必要?
と考えます。

 

「ずっと月10万円を保障」というものは
収入保障保険にはありません。期間は必ずあります。

例えば先に紹介したように

・子どもが22歳になるまで(大学終了までカバー)

・子どもが18歳になるまで(高校終了までカバー)

・65歳や60歳といった退職する年齢まで(がっちり働いている時期までカバー)

・配偶者ががっちり働く予定の年齢まで(配偶者ががっちり働くようになると保険に頼らなくても大丈夫だなという時期までカバー)

といったものが考えられます。

期間が決まれば
それまでの保障期間に近い収入保障保険を設定し
それまでの期間払い続けます。
途中で保険料の変動もないので、将来のお金計画も立てやすくなります。

 

まとめ

 

生命保険の中で死亡保険を考えるときには
「いくら」
「いつまで」
が重要だということを紹介しました。

生命保険の内容にモデルケースはありません。
その人ごとに必要なものを正しく加入できるようにしてみましょう。

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