放っておいても家計管理ができる 貯金額が毎年達成できる人がやらないこと
ベターライフスクエアでは10年以上にわたり、様々な方からのマネー相談をお受けしてきました。
お金管理ができているため貯金額が達成できている人や、「最低限でもこれだけは」と宣言したものの、達成できなかった人もいます。達成できなくても1年の目標としてがんばっている人もいるので、応援していきたいと思っています。
今回は共通することとして、「やらないこと」をいくつか紹介したいと思います。
今やるべき大事なことを後回しにする
お金のことに絞らなくても習慣や癖としてあることではないかと思いますが、
今やることを決めてもできない人がいらっしゃいます。
例えば
「毎日これだけは頑張りたい」
「1週間でこれは取り組みたい」
時間の捻出が難しい人でも「1か月でこれは続けたい」
小さな目標を作って1回目のご相談が終了したとしてもできない人がいます。
目の前に困った事態が起こってからならば行動する人かもしれません。
しかし、事態が起こってからでは間に合わないということを経験してからでは<時遅し>です。
かっこいいことや映えることにこだわる
「洋服はこのメーカーのものでなければ」
「食料は有機野菜のものでないと」
ライフスタイルに反映している方もいらっしゃいます。
「写真をとりにいく」のが目的だけで少し無理をしたお店に出かけたり、宿泊したりという人もいらっしゃいます。
目の前の現実だけ考える
「このタイミングで買わなければ」という衝動的なもので計画になかったものを買っていることがあります。
今、この時を大事にしたいという気持ちは分からなくはありませんが、
回数を重ねていくことで浪費がどんどん増えてしまいます。
大きな買い物なのに比べていない
生命保険や住宅ローン、身近なところだと携帯の費用は大きな、そして継続する支出です。
お金がきちんと貯められている人は必ず比べる傾向があります。
判断を迫られても、時間を取ることができる方々だと思います。
ある程度ご本人の中で指針はできているので、その後の判断や決断は早いです。
「簡単にはじめられる」「楽に儲けられそう」なことを選ぶ
未来に不安を感じている人が多いので、今では投資や副業、起業についてのお誘いも数が多いです。
不安だからと言って
「安定して受け取れるビジネスです」
「簡単にはじめられます」
「難しい知識は要りません」
と断定しているものに、お金が貯まっている人は目を向けることはありません。
何事もうまくいくためには時間や労力、学習、経験が必要とわかっているからです。
家計の支出で譲れない項目がある
家計の支出の中で、
「賃貸でこの立地は変えられない」
「携帯電話ではどうしてもこの範囲の契約は必要なので」
「教育費は削れない」など
どうしても譲れないものがある方がいらっしゃいます。
考え方や方法を工夫してみればどうでしょうか、とお伝えしても譲れないようです。
譲れないならば他のもので代替えできればいいのですが、それも難しいとなりがちです。
「お付き合いがあって」という契約に対して内容を把握していない
生命保険の契約についてです。
「お付き合いだから」という理由で加入しているので、
保険内容を把握していない方がいらっしゃいます。
内容を確認すると、必要な保障が他の保険を合わせても補完できていないことがあります。
何事もなければいいのですが、何か起こった場合に「お付き合いがあるから」という理由で
カバーできる範囲なのか心配です。
「できなかったです」という結論が身についてしまっている
マネー相談の後に、
「これをやってみてください」
「これを探してきてください」
「これを調べてみてどんな風に思ったか教えてください」とした方で
「できなかったです」と言われる回数が多い人は貯められません。
自分でどこかに数分でもスケジュールを入れ、やろうとする気持ちや行動がなければ、
きっとこれからも変わらないのではと思います。
まとめ
お金をきちんと貯めたい人、老後資金の不安を減らしたい人は
これらをやらないように心にとめてみてください。
大きなことをしなくてもいいのですが、小さなことでも積み重ねることで
今よりもっと、好転していくと思います。