八王子でねんきんづくりコンサルティングを
マンツーマンで行っています。
ここのところ増えているなあと思う保険として
年金の保険があります。
しかも、日本円の年金です。
外貨建てでもなければ運用系でもありません。
しかも、健康告知が簡単だとか。
その名も
トンチン年金
トンチンというと、
日本人にとっては「とんちんかん」の方かな?
と思ってしまいそうな言葉ですが
実はロレンツォ・トンティという
イタリア、ナポリの銀行家が考えたものが発端だそうです。
年金の受け取りが生きている人に移っていく仕組み(トンティン国債)だったようですが
今なおこの時代で、しかも日本に生き残っているという感じです。
国債の歴史話として深く読んでみたいならばこの本が面白いと思います。
(出典:国債の歴史 富田俊基 著 より )
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私が2002年に、働いていた日本の某生命保険会社を退社したころの話を少し。
1社専属の保険のセールスレディだった私には
10社以上の保険会社の商品を、ご相談に来られた方に応じて比べたり、
加入できるかどうかの手配をする仕事がやりたかったことなのですが、
(もちろん会社の福利厚生制度があり団体保険が使えるという人の場合
年齢に応じてそれを臨機応変に活用する感じで)
それをメインの仕事としていたころ
アリコさん(今はメットライフさん)で
これによく似た保険を売っていたなあ、、、、と思い出します。
もう10年以上前のことですが、
よくアリコの人が
「これは最後まで生きている人がお得な保険です」
(かなりざっくりと書いていますが)
そんな感じで言っていたのを思い出します。
そのころは、こういった知る人ぞ知るという商品がアリコの中には
あったような記憶があります。
これもトンチン年金のようなものですね。
さて、今は2017年。
日本ではトンチン年金が
また目に留まるようになってきました。
でもこういう保険をリリースできるのは
昔からある保険会社だけじゃないかと思います。
9月現在で販売している保険会社は
第一生命の ながいき物語
日本生命の GranAge (グランエイジ)
の2社があります。
2017年10月以降には
T&Dホールディングスの太陽生命(100年時代年金 長寿生存年金保険)、
かんぽ生命(長寿支援保険 「長寿の幸せ」)
も参入してきます。
以前、とある保険会社が
医療保険の入院日数無制限保障というものを販売し
ある一定の契約数に達したら販売を終了というのをやっていました。
今ではよくある話です。
また、別の記事で
今回紹介したトンチン年金の内容をもう少し詳しく書きますが
それを見て、本当に必要と思ったら
早めに加入された方がいいかもしれませんね。