投資のお金を含めた生活設計のご相談です。
相談事例その16 投資は練習という感覚 そろそろマネープランに取り入れる?
相談者Pさん
Pさんは、まだまだ働き盛りですが投資についても興味があり
できる範囲で実践しています。
今回は将来の生活を考えて、今の投資資産もきちんと振り返り
時期を見て、早期リタイアなど次の仕事についてもいくつか検討したいと考えています。
今まで投資資産は生活の資金と思わず<別建て>と考えていました。
そろそろこの資産も含めて計画を立てようかと思います。
投資資産を別とした考え 今はどうでしょうか
定期預金金利、個人向け国債など、金利が高めの安定した金融商品
保険の中でいわゆる「貯蓄性が高い」と言われる保険料が割安な保険
これらがある頃、投資のお金について
「資産」と考えずに別にしていた人も多かった気がします。
よく言われることとして
「投資資金は貯金とは別に準備しましょう」というのがあります。
基本的にはこの考えで構わないと思います。
しかし、投資後の資産について
「増えているか」
「減っているか」
「年何パーセントくらいなのか」
などは確認しているでしょうか。
定期預金や保険などの商品に期待が持てないこと、
将来のお金計画として金融資産づくりの目的として
以下のような方法があります。
・収入を加える
・節約を工夫する
・投資をする
そのためには、投資の資産は増えた減っただけではなく
詳しく見たほうがいいと思います。
これらは、客観的に資産状況を知るためのバロメーターになります。
現在の投資の内容を確認
普段の生活から、今後の生活を想像していただき、
ぼんやりした未来を安心に変えるライフプラン作成を行いました。
投資の目標などの確認を行い、
今までの投資資産がどのくらいの時価になっているのかの確認をしました。
支出内容を項目に沿って記入していただいたところ、
本人にも意識がなかったものがいくつかありました。
その中の一つとして
「投資という言葉を聞いて思い出したのがあった」といって出してこられたのは
変額終身保険でした。
【参考】変額終身保険とは
目的によって
投資という風に考えて保有している方と、
死亡保険が安く加入できたという理由で保有している方という活用ができます。
変額終身保険は提案された営業の人の考え方、伝え方がどうだったかでも違います。
変額終身保険だけでなないのですが、「投資を目的としているもの」ならば、
変額終身の投資先や払っている保険料のうちいくらがどんなものに投資をされているか程度は
確認した方がいいでしょう。
投資を始めたころは「練習のため」でした
当初の投資は「練習から」という方は多いと思います。バーチャルで取引するという方法で練習した人もいます。
株の場合は優待目的で資産の状況を把握していない人もいらっしゃいます。最初の取引から現在までの状況をお聞きすると「過去のことは分らない」という場合もあるでしょう。できる限り確認ができるよう、方法をお伝えしています。
最初は練習だった方でも、百万から何百万となってくるころには目標値も考えた方がいいでしょう。
SNSや広告、メディアなど 自助努力の制度開始 資産形成の話題が増加
退職金の準備手段として、
勤続年数何年以上でという制度ではなく、確定拠出年金を導入するなどで補完する企業も増えてきました。
確定拠出年金制度は転職しても持ち運びが可能な制度です。
・事業主は全額損金算入。
・本人は小規模企業共済等掛金控除という所得控除
となっています。
個人で拠出したい場合はイデコもあります。
その他に利益が出た分に対する税金が非課税となる
つみたてNISAやNISAなどもあります。
まとめ
このように、投資先が複数に広がると見るものも確認することも増えてきます。
当事務所での相談をきっかけに
投資の目標設定や資産配分の確認など、普段一人では面倒に感じること、
「考える時間」を作り「老後の資産を育てる」という目的に再設定してみるのもいいでしょう。