知っているからといって、使うとは限らない
お金のことを考えていると、
「知っていること」と「実際に使うこと」は
少し違うのだなと思うことがあります。
ポイントが貯まることを知っている。
クーポンがあることも知っている。
便利な制度があることも知っている。
それでも、あえて使わないことがあります。
たとえば、少し安くなるとしても
そのためにアプリを増やしたくない。
ポイントを管理することが面倒。
クーポンを探す時間がもったいない。
あるいは、少しくらい高くても、
いつものお店で買った方が楽。
「知っているのだから、使えばいいのに」
と思うこともあるかもしれません。
でも、その人にとっては、
値引きされる金額だけが判断材料ではないのでしょう。
お金を使うときには、
いくら得するのか。
どのくらい手間がかかるのか。
時間はどうなのか。
自分にとって必要なのか。
いろいろなものを合わせて決めています。
だから、「知っているのに使わない」という選択も
その人にとっては
一つの合理的な判断なのかもしれません。
お金の情報は、
知識として持っているだけでは
実際の行動にはつながりません。
でも反対に
知っていることを
すべて使う必要もありません。
知ったうえで、
「これは自分には必要ない」
と選ばないこともできます。
お金について学ぶというと
できるだけ多くの知識を
身につけることを考えがちです。
けれど、その先には、
「知っていることの中から
自分に必要なものを選ぶ」
という段階もあります。
知識を増やすことと、
自分に合った使い方を見つけること。
この二つは
同じではないのかもしれません。
