今回は結婚して毎月の支出のことが気になりはじめたご夫婦です。
相談事例 その5 結婚したのでお金の計画を立てたい
Eさん
結婚したので今までと違い、ちゃんとお金のことを考えなければと思いました。
老後のことまではまだ考えられませんが、それも実は不安です。
優先して考えるものとして、「子どもが生まれたらどうなるのだろう」という生活の不安の解消です。
入ってくるお金と使っているお金の確認
おかねの計画をたてるならば、まず毎月の収支と年間収支について考えます。
今の状況で分かるものを準備していただきました。
例えば以下のようなものがあります。
・給与明細
・口座の取引状況
・クレジットカード明細
・生命保険料、火災保険料、傷害保険料、個人年金保険料、自動車保険料
・定期的な返済の有無(リボ払い スマホ払い 奨学金 教育ローン 自動車ローン 住宅ローンなど)
今後考えられるリスクについて
リスクについては、不安内容がそれぞれ異なります。
例えば以下のようなものからリスクを考える場合があります。
夫婦の働き方
①妻が一定期間育休・産休になる
②妻が会社を辞める
③夫が育休を取る
④働き方を変更する
子どもがうまれた
①保育園・幼稚園の入園
②子どもの健康状態
③将来の進路
住まい
①賃貸で継続
②家を買う
③親と住む
今後考えたいライフイベント
将来設計を通じて、未来のできごと(ライフイベント)を考えます。
例えば以下のようなできごとがあります。
子どもの誕生
子どもが生まれるとわかった場合には、将来設計も考えやすくなります。
まだ予定がない場合にはライフイベント入れずに作成できます。
一番気になるところは教育資金の上昇傾向です。
少しでもいいので余裕をもった計画を考えましょう。
児童手当は貯金へ、小学生までは貯め時という黄金ルールなどは厳守したいところです。
また、学校教育の無償化制度の確認などその時節に応じて子どもに関する改正の確認をしましょう。
家の購入
賃貸に住む場合を考えます。
住居費の負担が出てきても「賃貸は引っ越しをすればいい」という手段があるからです。
家の場合はそうはなりません。
ローンの契約により返済額が決まってしまいます。
どのくらいの物件価格ならばローンを返していっても「今と同じ暮らしが実現できるのか」を考える必要があります。
家を買うということはそういう事になります。
旅行など夢の実現
「日本の都道府県すべてに行きたい」
「今は子どもがいないので1年に1回海外に行きたい」
「子どもが生まれたら小学生になってハワイに連れていきたい」
「60歳までにはあの国に行きたい」
など
様々な夢を考えてみましょう。
小さな夢から大きな夢まで考えるのは
とても楽しいことであり、できるように頑張ろうと「やる気」にもなります。
このように、客観的に見ることができるライフプランを作り
夫婦の年齢や親の年齢を重ねて並べてみると、未来にどんなことがありそうか楽しいことも不安なことも
想像し、予測することができます。
未来の計画と実現プランをたてる
ライフプラン作成といいます。
上のような内容を確認することで作成することができます。
①現状の確認
②将来かかるお金や貯金額の見える化
この2つにより今後の予測が立てられるため
今の時点からできることを余裕をもって改善できます。
リスクを減らすための行動計画
ライフプラン作成によって
良いこともあれば残念なことも分かります。
これをもとに改善したいところを一緒に進めていけるよう、行動計画を立てていきます。
リスクの軽減や解消は3つ
・働き方(キャリアプラン)
・保険で補う
・資産形成
その方に応じて組み合わせていきます。
継続的なサポートで実現を目指していきます。
毎月のお金計画 3つにわけるならこの順番ではじめよう