ベターライフスクエアでは
将来のお金の不安のために、今必要な資金計画やリスク管理を通じて
不安を減らすお手伝いを行っています。
先日保険商品に関する
予定料率改定のニュースがありました。
保険会社は
予定利率料率改定に合わせて商品をリニューアルしたり、
保険料の見直しをしたりします。
現実にはこのようなタイミングに合わせなくても
保険会社側で商品の販売中止をしているものは
ここ半年の間でも多かったような気がします。
予定利率は
高ければ高いほど契約している商品に対する保険料の払い込みが少なくすみ
低ければ低いほど契約している商品に対する保険料の払い込みが高くなります。
予定利率が高いもので、
そのまま見直しをしないでおいた方がいいのは
子どものための教育資金準備とする学資保険
死亡保険金が変わらずにずっと保障が続く終身保険
満期金が確定している養老保険
老後の資金準備とする個人年金保険
があります。
これらの商品は
予定利率が低くなればなるほど
払い込んだ保険料と
受け取る将来の保険金や満期金、お祝い金の合計額
が近づいてくるので
予定利率が低ければ保険に頼るものではなく預貯金などで対応できるのでは
と個人的に思っています。
参考までに昔の予定利率は
保障期間などに関係なく見てみると高いもので1990年ごろの約6パーセント。
最近の状況は
予定利率は2013年3月末まで1.5パーセント
4月以降から1パーセントで推移しています。
6分の1ですか・・・。保険料で見ても随分違いますね。
予定利率が低くても見直しが必要と考える代表的なものは、医療保険です。
医療保険の見直しは
保険料単価、そして加入年齢も高くなっていくので
保険料負担は上がってしまいます。
でも、必要と思ったときに医療保険給付の請求をしても
受け取れないような昔の保険商品のままだと
本来の医療保険に加入している主旨がなくなってしまいます。
入院日数の変化に対応していたり
将来治療のために払われると思っていたものが、
今の時代には当てはまらない(払われない)こともあるのです。
先に紹介してしまいましたが
保険料率が下がると
将来受け取る貯蓄性のある保険は
ますます必要性を感じづらいものになるということです。
今後も低利率が推移していくため
保険の営業の人は
高い利率で紹介できる外貨建ての保険をすすめてくる傾向は
高いでしょう。
保険であっても為替リスクは付いてきます。
為替の状況を他の金融商品の特長とともに伝えてくれる人は
残念ですが、見かけたことはありません。
今後もこの流れは変わらないと思いますので
あなたにも気を付けてほしいところです。