入社したのちに、給与明細を見てわからない項目があることがあります。
その中の一つに「確定拠出年金」があります。
この年金は、あなたの退職後のお金となる年金制度です。
確定拠出年金制度がある会社は、右肩上がりで増えています。
加入者人数で見てみましょう。
企業型確定拠出年金は
2002年は8万8千人だったのに
2015年3月で505万2000人の加入者です。
個人型確定拠出年金は
2002年は0でしたが
2015年3月で21万2000人とこちらも右肩上がりの人数です。
これからも増えていく一方なので
会社に入ったらいきなり確定拠出年金加入者という場合も
あるでしょう。
ひとくちに確定拠出年金制度といっても、会社によって
確定拠出年金制度に加入するためのルールが同じではありません。
例えば
・確定拠出年金制度は使わないという個別選択ができる
「選択型の確定拠出年金」の制度の会社
・勤務年数何年目からといった選択ができる会社
もあります。
確定拠出年金制度は
あなたの年金を自分で作るための運用制度
です。
商品の中には元本確保型という金融商品もありますが
運営管理手数料などがかかるため、ずっとそのままでいるのは機会損失とも考えられます。
また、一般で投資信託を購入するよりも
はるかに低い手数料で自分の年金づくりができます。
投資した掛け金は非課税で所得税や住民税の対象になりません。
でも社会人になった時点で
この選択を考える余裕があるかといえば、難しいかもしれません。
分からなければ最初は元本確保型に入れるようにし、
徐々に確定拠出年金制度で対象となっている商品研究をしてみましょう。