今回のご相談は家計や今後の資産形成について
お互いの考えを確認して共有したいというご夫婦です。
相談事例その20 相談することで家計や将来のこと 夫婦で共有するきっかけにできれば
相談者Tさん
お金のことをふと考える機会があり
自分だけで考えるよりも、
ライフプラン全体を見てくれる専門家を交えて話し合った方がいいと思い
相談に来られました。
将来お金の足りない時期などを具体的にしたい
現状の家計管理の仕方で
・老後の資金が足りるのか?
・教育費は足りるのか?
・家を買った場合の資金やローンの契約はどんな風にしたらいいのか?
を心配しています。
支出するお金をどう決めているのか
Tさんはご夫婦で働いています。
お子さんは2人です。
家計の中の支出はなんとなく決めていました。
おもな項目別の支出内容
夫
・住宅費
・生活費半分
・教育費
・自分の生命保険の保険料
・自分の個人年金保険の保険料
・自分の嗜好趣味費
妻
・生活費半分
・自分の生命保険の保険料
・自分の嗜好趣味費
ライフプランを作成する
ライフプランを作るには、
毎月どのくらいのお金を生活のために使っているか、が必要となります。
いくら使って、いくらのお金が収入で入ってくるか、
その差額で黒字となっていれば毎月の貯金額になり、
これを毎月、毎年積み重ねていくことで、将来収入がなくなっても暮らせそうか?という
未来予想も可能となります。
不足があっても今からはじめれば間に合うことも多いため、
1歳でも若いうちにライフプランを作ることをおすすめしています。
・毎月の収支を確認。(月単位の見える化)
・貯金額の確認。
・5年後に家を買った場合の適正なローンの支払いの範囲
・お子さんの教育費(予想される進路状況に応じて)
・退職後の貯金残高とその後の生活の状況。
どんな家に住みたいか
家は戸建てを希望しており、地域の相場状況などをふまえて
ローンのシミュレーションを行います。
今回は共働きのご夫婦なので、ローンで借りられる金額は多くできますが
余裕を持ったローン計画にした方がいいと思いました。
ご夫婦の考えにもそのような所があり、希望する地域の戸建ての相場状況にも合っているので
余裕のあるローン計画を実現できそうです。
客観的に見るライフプランで気付きが生まれる
貯金のペースがお互い、思ったほどではなかった
ということが分かりびっくりしていました。
予定している退職年齢での資産額は、
今まで考えていなかった住宅ローンを含まず考えていたため、
もう少し計画的にやったほうがいいなと、考えを改められました。
毎月の家計管理で貯金額を見える化
支出項目には「貯金」も必要です。
今まで毎月残っている金額を「貯金」として考えていたようです。
そこで、今回は支出という項目で貯金を設定することをおすすめしました。
それぞれの無駄遣いや貯金ができているという自信を生み出すきっかけになりました。
まとめ
総合的な相談をすると、
ご夫婦だけでは進まない家計全体のこと、
将来のお金計画のぼんやりしたものがはっきりとして、
今後のお金に対する自信につながります。
まずやることはライフプランの作成、その後にどうやって行けばいいのかを
アドバイスし、お金の専門家ならではの情報提供を行っています。