ショッピングセンターなどに入っている保険相談のお店に行った方の
セカンドオピニオンです。
相談事例その13 生命保険の提案 自分に合っているものなのか
相談者Mさん
Mさんは結婚して子供が生まれ、今では2人のお子さんを育てながら
パートでお仕事をしています。
子どもが少し大きくなり、
保険のことを考える時間ができました。
生命保険はたくさん情報が出ています。
インターネットなどで調べてみましたが、
皆同じように見えてしまい、どれもよいものに見えてしまいます。
結局決めることができませんでした。
次にスーパーで買い物をしたときに見つけた
保険相談ができるお店に行ってみました。
インターネットでも保険についての情報を見ていたので
保険会社とチェックしていた保険をメモしておき、
保険相談のお店で確認してみましたが
よくわかりませんでした。
「子どもの教育費として考えたい」
「老後のことを考えた年金に入りたい」
と伝えましたが、
「子どもの教育費にはそちらよりもこちらの方がいいですよ」
「ご主人の生命保険も見直しされてはいかがですか」
というアドバイスもされました。
インターネットの情報と同じく、
必要な保険内容を満たしているように見えます。
このまま
おすすめの商品を選んでもいいのでしょうか。
どんな時に保険の必要性があるのか
改めて保険がないと困ることを具体的に考えていただきたかったので、
どんな時に困りますか?とお聞きしました。
例えば、
・夫が亡くなってしまった場合
・夫が病気で働くことができなくなった場合
・共働きの場合夫だけでなく妻に対しても同様
特に子どもが小さい状況の場合は重視されます。
生命保険の中で死亡保険の目的は「経済的に困難なことが起こった場合に困らないこと」
を考えるのが基本ルールです。
経済的にという金額の大きさはそれぞれ違います。
困らないようにしたいがために、いろんなものを幅広く補おうとすると、
保険料負担の圧迫する要因になってしまいます。
困難なことは自主的に動けば減らすことも可能
何もせず、困難なことをすべて保険で賄おうと、保険料ばかりが増えてしまいます。
本当の意味での<現実的なお金の流れを見る>ようにしています。
保険を考える場合、金額、期間を考えます。
そして、保険以外で困難なことを減らす方法を一緒に考えます。
保険の相談を目的とするお店だとここまでのヒアリングはありませんし、
そもそも生活費は?遺族年金は?という詳細について聞くことは難しいです。
これらを考え、計算し、必要な生命保険はということをひとりひとりにしていると、
時間もかかり効率的ではないからです。
無料の保険相談の売り上げはどこからくる?
よく考えてみましょう。
保険が仕事内容の事業者さんは保険を売る事がご商売です。
保険を売ると手数料がいくら売り上げに入るのか、
ということを透明化しようという動きもありますが
まだ明確になってきていません。
あなた自身が保険について自分の考えを固めておくことが先になります。
保険商品の前に、自分の考えを固めるための場として当事務所をご利用ください。