家を買う 火災保険の契約を適当に考えてはならない
・一戸建てを買う
・マンションを買う
・マイホームを買う
このタイミングで契約をするもののひとつに「火災保険」があります。
火災保険の契約は家を買った場合「いらないです」という人はいません。
火災保険の加入目的
一番の目的は、銀行が火災などで家に損失があったとき「ローン債務分の返済が滞るから」です。
火災保険に入り、「たとえ火災が起こったとしても銀行にちゃんと返せますよ」という担保を設定します。
これがなければ住宅ローンの契約は受け入れてもらえません。
火災保険の契約の時、銀行の名前で質権設定をします。(設定不要のものもあります)
それ以外の目的としては以下のようなものが挙げられます。
・地震に備えるため
・暴風雨に備えるため
・火災に備えるため
自然災害への意識が高まっているようです。
火災保険に入るきっかけは?
家を買った後の火災保険。どこで加入することが多いでしょうか?
先日住宅ローンについて中立的な会社で働いている人に聞いたところ
3通りがあるそうです。
1 物件の相談窓口にいた人から加入
購入する不動産会社などの相談窓口にいるファイナンシャルプランナー、税理士からの契約です。
火災保険だけの場合は不動産会社での契約も可能ですが、生命保険の見直しも併せてできる代理店は、今ではファイナンシャルプランナーだけではなく、社会保険労務士、税理士まで裾野が広がっています。
損害保険会社が1社だけの場合比べることができず、ローンの契約も控えているため流されるままに加入する場合もあります。
2 金融機関でローン契約と同じように加入
金融機関で住宅ローンの手続きをするときに出される火災保険提案からの契約です。
金融機関が代理店となり、契約ができる体制になっています。
金融機関によって提携先の代理店を通じて、というところもあります。
またオプション契約に比較的厚みがあるため、内容が充実しています。保険料が高くなる傾向はあります。
3 自分で探して加入
ローン契約をする銀行の担当者から「自分で見つけてくださっていいですよ」といわれ、自分で探した人です。
住所や物件概要、土地の状況、建物の質が分かれば損害保険を取り扱っている人から直接聞いて契約したり、
複数の損害保険会社から見積もりを行い、比べて絞り込むことも可能です。
必要なところは質問をし、自分で考えるので手間はかかります。満足度は高くなります。
自然災害の増加で変わっていく火災保険の負担額
火災保険は現在、自然災害なども増えてきたため保険料率の見直しの頻度も上がってきています。
かなり昔をさかのぼると36年契約で同じ保険料、保険契約ですんでいたものが、どんどん変化してきており
2015年10月に10年契約が最長となりました。
そして損害保険会社4社
・東京海上日動
・三井住友海上
・損保ジャパン日本興和
・あいおいニッセイ同和損保
は、10年契約についても廃止にし、5年契約への方向で検討が進んでいます。
(2020年2月24日現在)
自然災害で増え続ける補償額。
今後の契約が5年更新となれば保険料の上昇も否定できないところです。
適当に終わらせないように
なお一層、補償内容をよく見て必要なもの、不要なものを選んでいくようになるでしょう。