八王子でねんきんづくりコンサルティングを行っています。
ベターライフスクエアでは、あんしんの老い支度をご一緒に進め、改善点があれば
早めの気付きを伝えられるようなサポートを行っています。
2018年に
介護報酬の改定があります。
今まで次へ繰り越し、次へ繰り越しのように続いていた
介護療養のための病院も
来年度には、
とうとう他の施設などへの変更になります。
経過期間はあるので<いきなり変更>にはなりません。
この<介護療病病床>ですが、
過去10年の間に減少していて、
2006年に12万700床であったのが
2016年には5万8686床となっています。
いつかなくなるとわかっているので
この10年の間に別のものに移行しているという感じでしょうか。
2018年度から新設の介護サービスには
3つのものが検討されています。
そのうち大きく分けると
・医療行為を含んだ施設系のサービス(その1)
・医療行為を行う病院が住居系サービスを内包するサービス(その2)
の2つになるのではと検討されています。
3つというのは、医療行為を含んだ施設系のサービス(その1の方)の中が
・容体が急変する可能性が高く、継続的な治療が必要な人(その1-1)と
・比較的病状が安定している人(その1-2)
の2つに分けられるので、
これで3つとなるイメージです。
(出典:厚生労働省 社会保障審議会 介護給付費分科会資料 より
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000174013.pdf)
ところで、
介護認定となっている人の場合、介護サービスを受けていても
医療行為があったらそれは医療保険の部分になります。
(医療保険といっても、75歳以上ならば後期高齢者医療の方になります)
介護施設での明細を見ていると
医療保険の負担もあるということが分かるのですが
それは財源は別のところからになっているということです。
高額療養費の自己負担分限度額も
介護保険と(後期高齢者)医療保険で別々に発生します。
最終的に
介護保険と(後期高齢者)医療保険の合算から
自己負担限度額を超えた還付金
も戻るのですが
名前でいうと
「高額医療・高額介護合算療養費」といいます。
(もうちょっと簡略化して言うところもあります)
自己負担限度額は世帯合算で
A:自己負担割合が3割の人は67万円
B:A,C,D以外の場合 56万円
C:世帯全員が市民税非課税の場合 31万円
D:年金収入が80万円以下でほかの所得がない、または老齢福祉年金受給の場合 16万円
となっています。
八王子市公式ホームページより 高額介護合算療養費
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/nenkin/002/002/p020211.html
それらはすべて
1年に1回の申請をしておかなければ
還付されることがありません。
年度は8月スタートで1年間となっていて7月末までです。
時効は2年なので、
もし申請した覚えがなかった人やそのご家族は
さかのぼって確認してみるといいですよ。