相談事例 住宅購入 家を買ってもお金の不安なく暮らせるでしょうか

相談事例 その3 家を買って大丈夫でしょうか

 

Cさん

小さいお子さんがいるご家族のためご自宅に伺いました。

家を買おうと住宅物件を見ている最中に
買いたい家が見つかったとのこと。

不動産会社の方に住宅ローン計画の資料をもらい、
住宅ローンは本当にこれで大丈夫なのかと不安になったようです。

そしてご相談の申し込みとなりました。

 

物件とローン内容を確認

現在検討中の物件の内容、おすすめされているローンの内容を伺いました。

 

物件について

一戸建てのため、住宅の性能、耐震、環境に良いなど

家の質が高いものであればフラット35の中でよりよい金利条件利用が可能になります。

中古物件の場合は性能についての調査をしてもらうこともあるので

別途費用がかかり、調査をしないですむ物件に比べ

少し時間もかかります。

 

すぐにでも買いたいという場合はこれを省く人もいるかもしれません。

しかし長年住み続けることを考えると、

築年数が相当経過していない限りは

調査をし評価をしてもらう方がいいと考えています。

 

ローン内容について

住宅ローンは不動産会社の方によって様々です。

 

・提携している金融機関のプランを出される場合

・提携している金融機関はありますが、他でもいいですよと言われる場合

・購入者のご希望に合った返済額に揃えて提示される場合

・購入者のご希望は聞かなくても最も金利の低い内容で返済額を少なくし提示する場合

 

相談に来ていただく方にとって当事務所は買うための場所ではなく、

無理なく返せるかどうかを判断する場所になります。

 

お金計画で将来の返済不安を見える化

 

ライフプラン作成で将来の不安を解消

将来のお金の流れが分かれば、預貯金額が思った以上に減る時期も

確認ができます。

・現在の預貯金状況

・今後の収入予定

・今後の支出予定

を考えていただき、ローンの返済プランを考えます。

頭金を出してもいいか

頭金はいくらくらいまで入れても大丈夫そうか

なども判断ができます。

 

金融機関も不動産会社も柔軟に対応

 

不動産会社の方が提案した金融機関は

以前よりは柔軟な対応をしてくださることもあり、

自分で「こういう風にしたい」と伝えることが可能です。

万が一、対応してくれない場合でも当事務所がサポートしているので

様々なやり方で進めていくことが可能です。

 

家を買った後のリスク管理

 

家を買った場合にかかるお金の流れをご説明しました。

ライフプランにも納税額など概算で入力していきます。

 

契約履行時まで気を抜かないで

 

契約履行まで実は気が抜けないのですが、

ここでよく契約書を読まずに手続きをしていることがあります。

特に多いのが

「~保険」という名前の契約書と、手数料を金利上乗せにする契約内容です。

そこで、契約するときに気を付けてほしいポイントもお伝えしました。

 

住宅ローン控除も適正に利用したい

 

住宅ローン控除は多くの人にとって一番大きな節税になります。

還付されるといわれるものですが年間の源泉徴収票を拝見すれば

どの程度の還付ができるのかは分かります。

 

ただし、住宅ローン控除を満額で受けたいという気持ちが先行し

購入する家の額が大きくなるのは避けたいところなので

この点もお伝えしています。

 

金利が変わる場合を想定しておく

 

金利を変動金利にした場合、普段の暮らしで気を付けていてほしいこと、

固定金利でも期間終了時にどんなリスクがあるのか、自分たちでやらなければいけないことがあります。

金利が変わるタイミングで自分たちがどういう風に行動すればいいのか

お伝えすることで、金利がずっと一緒でなかったとしても

安心して借りていただけるようになると思います。

 

家を買った後に見直せる家計の支出

 

住宅を買った後に見直せるものをお伝えしました。

多くが見直せるものとして、生命保険の中の死亡保険になります。

病気によって収入が減った場合の保険に金融機関のローン契約とセットで入られた場合

家計の支出内容によっては調整できる部分もあります。

 

反対に、ローン返済や固定資産税の納付などは今後かかるお金として

今までより住宅に関する支出として大きくなっている場合

年間収支で赤字になるか、

どの程度赤字になってしまうのか、なども

チェックしておかなければ、今後の貯金ペースが変わってしまうでしょう。