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少額投資非課税制度(NISA)活用者の実態【2016年版】

少額投資非課税制度(NISA)利用者の投資先はどこ【2016年版】

 

2016年のNISA活用実態について確認をしてみましょう。

「一般的には」というものがその人に合うかどうかはまた別の話ですが、

提案される内容やどこの程度投資をしているのかなど、参考になることもあると思います。

※2020年に加筆を一部行っています。

はじめての運用 非課税メリットのあるNISA(ニーサ)を使おう

 

資産運用をして
その利益に対して課税が20パーセントとなっているこの頃。

利益を受け取るためには、非課税制度の活用が有効です。

確定拠出年金制度の活用

個人で運用するイデコの活用

NISA(ニーサ)の活用

いずれも非課税メリットがあるため
取り入れた方がいいものだと思っています。

 

NISAの場合、活用した人がどんな使い方をしているのか
金融庁のデータがあったので
(平成28年10月 金融庁 NISA制度の効果検証結果 より 一部抜粋)
※ウェブぺージはなくなる場合があります。ご了承ください。

http://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20161021-1/01.pdf

気になるポイントをまとめてご紹介したいと思います。

 

NISA(ニーサ)で売却率が高いのは

NISAには対象となる運用商品がたくさんあります。

 

利益が出たときに非課税になるNISAは
売却する商品の構成として

 

株式40.9パーセント
ETF35.8パーセント
REIT 33.9パーセント

 

が上位を占めています。
(平成27年12月末)

積立する人の平均額

NISAで積立投資をする人もいます。

平成27年12月末の調査では、
毎月の投資額は平均で2.9万円とのことです。

毎月平均投資額

30代 平均 毎月2.4万円
40代 平均 毎月2.5万円

ただしこれを活用している年代で圧倒的なのは60代。
資金的な余裕のあり、投資経験がある年代です。

もっと低い年代から経験を積んでいくことで、広まってほしいですね。

 

会社での投資積立は確定拠出年金が優位

勤務先での積立制度としてNISAを進めている金融機関と検討中の金融機関があるようです。

 

NISAは恒久化が未定の状態なので
まだ確定拠出年金制度の方が導入しやすいのではないかと思います。

 

※NISAは2024年から新しい制度になります。

 

新NISAが2024年スタート どんな制度になる?

続きを見る

 

口座設定者への投資商品マッチング(選び)

 

NISA口座を窓口で作った場合、その金融機関でそろえている商品を選ぶわけですが
口座を作り、投資商品を選ぶうえでヒアリングを行います。

インターネットで口座開設をする場合は自分で考えて選びます。
今ではロボットでアドバイスをされるようにもなりました。
悩んでしまって進めない人にも参考となるように、選びやすくしたわけです。

窓口を通じてアドバイスをされても、ロボット診断で自分で選んだとしても
すべてに網羅されているわけではなく、マッチングが合わない場合もあります。

 

窓口などで口座開設をした人は、ヒアリングの結果運用目的に合った商品の提案はされていることが多いようです。

 

しかし、結果的に提案された半数以上の人が
投資信託で、特長として分配金が何度も発生するものとなっているようです。

 

「国民のNISAの利用状況等に関するアンケート調査(平成28年2月)」金融庁委託調査   より一部抜粋

本来長期保有で積立をしていく目的でNISAを選ぶ場合、
分配金がたくさん生じるものを提案するのはニーズと100パーセント合致していないものなので
全体で半数以上ということはどうなのだろうと思いました。

※現在は運用商品の選択について見直しもされています。(2020年)

 

まとめ

もう一自分の投資に対する目的を確認し、次の1年に活かせるように自ら知識をふやしていきましょう。

 

具体的には、

・運用商品の定期的な報告書なども読んでいくこと

・株主ならば総会の資料を読んだり動画報告会を視聴すること

・経済全体のニュースにアンテナをはり、自分の運用商品に関係していれば調べてみること

 

ここからはじめてみましょう。

 

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