確定拠出年金制度は、
国で推進している社会保障制度のひとつです。
他の社会保障制度と違うところもあります。
他の社会保障制度として
個人が加入する年金制度のひとつとして
小規模企業共済を、同じ3階部分としてあげたいと思います。
小規模企業共済は個人型の確定拠出年金と一緒に
「小規模企業共済等掛金控除」が所得控除として使えます。
金額は
小規模企業共済 月7万円
個人型の確定拠出年金 月6万8000円
掛け金スタートは
小規模企業共済 月1000円
個人型の確定拠出年金 月5000円
からはじめられます。
互いの長所をあげると
・小規模企業共済は
掛け金を担保とした貸付が受けられる(平成28年度から 一般貸付で上限1000万円→2000万円に)
・個人型確定拠出年金は、
物の価値が上がったときに効果が高い
というところです。
今の時代、安定した利率を考えて備えたくても
大きな利息を生んでくれる制度は見つかりません。
ちなみに、小規模企業共済は投資状況の公開もしていて
平成26年度の運用利回りは全体で4.3パーセント。
過去10年で見ると2.27パーセントとなっています。
小規模企業共済でさえ、委託して運用している資金が2割は入っているのです。
このような2つの制度ですが、どちらの長所もとりたい場合
併用して掛けることもできるので
「おいしいところどり」も可能というわけです。