お金の心理について書いています。
今日は選択不全です。
投資だけに限らず言えることですが
人はたくさんのものの中から選んでくださいといわれると
選べなくなってしまう
ということがあります。
ある高級食品を扱うお店で
ジャムを売っていたのですが
一方は30種類
もう一方は4種類のものを並べていました。
どちらのお店もお試しでクラッカーに2、3種類のジャムをのせて
食べることができるようになっています。
試食をした人は
30種類のお店のほうが多かったのですが
結果的にお店でジャムを買ったのは4種類の人のほうが多かったという話です。
これは金融商品についてもいえることだと思います。
TEDというプレゼンテーション番組で話している人がいましたが
投資商品が豊富であれば、その人のためになっているかというと
選べない状況にさせているのですよね。
確定拠出年金の商品数が多ければ選びやすいかというと
そんなことはないといっていたのを思い出しました。
種類が豊富にあるからといって
どれがいいのか
自分にとって何がふさわしいか分からない
というのでは
意味がないということですね。
これはどんな金融商品でもサービスでも
思い当たる話だと思います。