八王子でねんきんづくりコンサルティングをマンツーマンで行っている
ベターライフスクエアです。
資産形成をするうえで、下がったら買う、上がったら売るという基本ルール。
この組み合わせを続けていくことで
全体の資産配分を、目標としている利回りを目指して動かしていくのがリバランスです。
資産配分はアセットアロケーションといわれていて、
<あなたの目標とする利回りにあった配分を最初に決める>ことで
途中でその中の特定の金融商品が上がったり下がったりしても
落ち着いて行動ができます。
ベターライフスクエアでは資産形成で
心が疲れないような目標づくりをご一緒にしていきます。
さて、今回はアメリカの長期金利が上がったため
他の金融市場にも影響が起こり、日経平均株価も下がり、
その結果「いいこと」「よくないこと」が起こったというお話です。
「いいこと」とは
下がったおかげで、これを買い増ししたかった!という人は買うことができます。
「よくないこと」とは
下がったおかげで、今まで調子よく資産額を増やしてきていた人が
「自分の投資で価額が下がるのはじめて。怖い」という気持ちになることです。
(実はこの下がる範囲というのも、ある程度確率の範囲ですが知っておくことができます。
またセミナーなどでお話ししたいと思います。)
トランプ政権で2年目に入ったアメリカ。
今後は金利が上がるだろうとずっといわれていました。
実際もう随分前から10年もの金利(アメリカの長期金利)は
上がってきています。
「金利が上がるだろう」と思う人が多くなると
ドル建ての「利子が高い債券を買おう」と思うようになります。
日本の債券は安全資産とみられていますが
金利が上がるとなれば、アメリカのドルに動かしたくなりますよね。
そうすると、日本円が売られるので、、、
円安ドル高となります。
アメリカだけでなく、高金利の債券があれば世界のお金は
日本以外のところに動いていきます。
金利が上がると
他にはどんな影響がありそうでしょうか。
金利が上がると、融資の利率も上がります。
借入予定をしていた企業が減ったり再検討したりします。
金利が高くなってきたら借りるのは控えますよね。
お金を借りないということは
お金の循環が滞ります。
新しい事業展開などの投資に
進んでいきません。
消費者側からすれば、金利が高い分
サービスやモノも値段も高いので
ものを買わなくなってきます。
モノを売る側も売り上げが下がってくるので
値段を下げていかざるを得なくなります。
つまりモノの値段は下がります。
会社の立場から見ると
借金が多い企業は利息が増えるので業績にも影響が出てきます。
借金が少ない企業は業績にプラスの方向に動きます。
多くの企業は借金を持っているのでその分株価も下がりやすくなります。
金利が上がると
このように景気にもお給料にも、そして会社業績にも影響が出てくるわけです。
今のマーケットはエネルギーの強さによって
為替と株価の動きが
基本的な考えとは違うようになってしまう時期だと思います。
心理的なもの、ざわざわした感じが入っているのだと思います。
ざわざわしているときはデイトレードの人も動きますし、
大きなお金を運用している機関投資家も動きます。
長期投資をしている個人投資初心者の方は
こういう時はクールダウンしてみましょう。
今回のように、気になるニュースがあったらあなたの「疑問」を
増やしていき、そこから考える練習をするといいですよ。